PIXAR研究所

ピクサーアニメーションをこよなく愛するPIXARオタクによるブログ。

PIXARトリビア&考察 トイ・ストーリー編 アンディの本棚

 

鼻高々に語ろう!

トイ・ストーリー雑学!!

 

 

 

暇つぶし、アトラクションの待ち時間などに、こちらの知識・・・

 

披露しちゃってください。

 

 

今回取り上げるトリビアは、アンディの部屋の本棚にある本のタイトルです!

 

 

 

「の」が多いな。。。笑 

 

 

いろいろなところで取り上げられて入りるので、ご存じの方も多いと思いますが、

1つ1つ細かく取り上げていくので、ぜひ読んでいってください!!

 

それでは早速どうぞ!

 

 

 

 

 アンディの部屋の本棚

 

 有名な話ですが、アンディの部屋の本棚には、PIXARの過去作品が本のタイトルになっているものがあります。

 それ以外の本にも、今回はスポットライトを当ててみましょう!

実は、少し考えると「なるほど」となるような本があるかもです!

PIXAR作品の背景や世界観には、1つ1つに制作陣の意図が組み込まれているので、見ていて楽しいです。

 

 すべてのものに意味があるのです!!

 

 

 

 映画のシーンはさすがに映せないので、

ウッディのスタッフミーティングシーンの画面右側から順に全冊10紹介します!

(タイトルが見切れているものがあるので、わかるものだけ)

 

 

1「grimms fairy tales」 グリムズ・フェアリー・テールズ

 

 皆さんおなじみのグリム童話の本です。

 

 グリム童話の本は、子供なら1冊は持ってておかしくないですもんね!私も持ってました。

 シンデレラや、白雪姫など、数々のディズニープリンセスの原作はグリム童話がもとになっています。ちょっとディスニーとのつながりを感じます。(無理矢理感)

 何気ない1冊ですが、ピクサースタッフの遊び心が伺えます。

 

 

 

 

2「Knick Knac」 ニック・ナック PIXAR作品

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 発音しないKは中学で意味が分かりませんでした。って、こんな話は置いておいて。

  

 1989年ジョン・ラセター監督の短編作品「Knick Knac」

 スノードームから何とか脱出したい雪だるまのお話です。後で紹介しますが、PIXARの短編集もブルーレイやDVDで発売されているのでお勧めです。

 

 

 

 3「Floppy the bunny?」 

 フロッピー・ザ・バニー

 

 文字がはっきりと見えなかったため(?)付です。

 調べてみたのですが、これといった書籍が出てこなかったので、架空の本だと思われます。

  Floppyには「やわらかい」という意味があるので、やわらかいバニー。

 ウサギのぬいぐるみか、ウサギの物語でしょうか。一応作者もいるようなので。

 

 また、Floooyには「だらりと垂れた」という意味もあるので、一部では、耳が垂れた犬に「フロッピー」と名付ける方もいるようです。そのことから、垂れた耳のウサギの物語かもしれません。

 おそらくこれはアンディの妹である、モリーの本でしょう。「トイ・ストーリー」では相部屋だったので。

 

 

 4「Tin Toy」 ティン・トイ PIXAR作品

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 このキャラクターに見覚えがある方も多いのではないでしょうか。

 

 1998年ジョン・ラセター監督による短編作品。

 まだ、おもちゃの使い方がわからない赤ちゃんは、時におもちゃを怖がらせてしまいます。おもちゃにも感情があり、どのおもちゃも、赤ちゃんと遊ぶのを怖がっています。

 そんな中、鼓笛隊のおもちゃティニー(画像のおもちゃ)は赤ちゃんのもとへ一人向かいました。

 

 続きはぜひ、作品をご覧ください。おもちゃと人間のつながりを描いた作品です。

 ということは、トイ・ストーリーの先輩にあたる作品といえるでしょう。

 

 当時のCG技術は、人や自然、動物を表現するより、プラスチックや鉄などの無機物を表現することに長けていました。 

 そのため、初の長編フルCGアニメーションを作る際に、おもちゃを題材にしようと 

 決心したのは、このティン・トイがきっかけだったそうです。

 

 

5「Red’s Dream」 レッズ・ドリーム PIXAR作品

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 グラフィックに、大変時代を感じます。

 

 

 

 1987年ジョン・ラセター監督の短編作品。

 自転車屋の片隅に売れ残っている一輪車のレッド(画像の赤い一輪車)は、

もしも自分の持ち主がピエロだったらと妄想します。華やかなジャグリングで会場を沸かせますが、、、

 

 画像からは、どことなく暗い雰囲気が感じ取れます。

 情緒深いお話なので、これも見てみてください!

 

 

 

6「ANT AND BEE GO ON THE VACATION」 

 アント&ビー ゴー オン ザ バケーション

Ant and Bee and the ABC (Ant & Bee) by Unknown(2014-09-01)

Ant and Bee and the ABC (Ant & Bee) by Unknown(2014-09-01)

 

 

 この本は、実在するかしないかでいうと、「半々」です。

 

 つまり、「半分実在して、半分は実在していません」

 

 

 どういうことかというと、 

「ANT AND BEE」という本はシリーズ物で実在しています。

 アンジェラ・バナー氏によって、1950年ごろに初版されています。

元々、バナー氏の息子さんに、本を読む練習をさせるために書いた物語だそうです。

 https://en.wikipedia.org/wiki/Ant_and_Bee

 

 第1作目は、「蟻と蜂のABC」(勝手に訳しました)

 タイトルからして、いかにも読み書きを教えるような書籍な気がしませんか?

一目瞭然ですね!

 

 「トイ・ストーリー」では、アンディは7歳なので、過去にこれで本の読み方を覚えたのでしょうか。捨てずにとっておいているのは、妹のモリーに呼んでもらうためだと思います!

 

 これも知育本というのでしょうか。アンディの母親の育児方針がチラッと垣間見えた気がします。

 

 

 

7「SCOOTER RUN」 スクーター ラン

 

 こればっかりは何にも出てきませんでした。。。

どなたか助けてください(泣)

 

 おそらく、架空の本だと思います。

 

 スクーターは、原付バイクのイメージもありますが、

アンディがこの本を持っているということは、

WINDWALKER キックボード キックスクーター 3段階調整 折り畳み式 足踏み式ブレーキ 持運び用ベルト付 子供 大人用 黒 白

 

WINDWALKER キックボード キックスクーター 3段階調整 折り畳み式 足踏み式ブレーキ 持運び用ベルト付 子供 大人用 黒 白

 

 

 こっちでしょうか。

 

 しかし、アンディがスクーターに乗ってる描写はありませんし、

置いてあるのも見かけなかった気がします。

 

 ということは、少し無理やりな考察になりますが、

 アンディ宅の隣に住んでる悪ガキに「シド・フィリップス」という人物がいます。

 彼はスケートボードを持っています。

 子供の乗り物って、自転車、キックスクーター、スケボーあたりですよね。

 シドは本作のヴィランズなので、その彼と対照的なキャラクターのアンディは、キックスクーターのイメージなのでしょうか。

 

 ・・・これ苦しいですね(苦笑)

 

 

 次行きましょう!!!

 

 

 

8「Great Places for Children to Visit」

 グレート プレイシーズ フォー チルドレン トゥー ビジット

 

 直訳すると、

「子供たちが訪れるのに最適な場所」

 

 このようなタイトルの書籍はありませんでした、PIXARにも同名の作品はありません。

 

 

 しかし、この本のタイトルには非常にメッセージ性を感じます。

考えすぎかもしれませんが、私は以下のように考えています。

 

過去記事ですが、よかったらご覧ください。

 

 

 

koyaupix.hatenablog.com

 

 

 

9「The Adventures of André & Wally B.」

  アンドレとウォーリーB.の冒険

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 1984年アルビー・レイ・スミス監督の短編作品。

 

 

 ピクサーの前身、ルーカスフィルムが制作した作品です。

 

 毒針を持つ蜂に襲われた主人公アンドレ

 利口なアンドレははたして逃げきれるのか!?というものになっています!

 

 

10「Smyrl Smyrl Twist And Twirl」 

 スミル スミル ねじれてくるくる回る???

 

 直訳したら全く分かりませんね。

いよいよ、関係のないものが出てきたのか!?

 

 そんなことはありません

 

 実は、Smyrlというのは人の名前で、

 トイ・ストーリーのエンドクレジットに載っています。

 

 キャラクターのモデリング(シェーダーチーム)担当のEliot・Smyrl(エリオット・スミル)氏です。

 この方は、「バグズライフ」「ファインディング・ニモ」でもモデリングを担当しています。

 

 当時のスタッフの話だと、モデリング担当の仕事は、

「場面をめちゃくちゃにしてくれ」と指示されていたようです。

 

 ここからは、深く言及されていないので、私の憶測ですが、

スミル氏が、スタッフに「もっとねじくり回すようにして!!」という指示を出したか、責任者にスミル氏が言われたかのどちらかだと思います。

 

 トイ・ストーリーは初のフルCG長編アニメーションとして、制作陣は初めてだらけの挑戦でした。考えられないほどの苦労をしたと思います。

 ブルーレイの特典映像でも、作品の内容についての話し合いでは「それは違うだろ!」などと、周りを委縮させてしまうほどの口論をしていたそうです。しかしそれは、お互いを嫌いあっているのではなく、作品を正しい方向に導くためだと話しています。

 それだけ大事な作品にこのような制作風景を彷彿とさせるメッセージを残せるということは、職場全体がとても和気藹々とした雰囲気だということを感じ取ることができます。実際他映画のオマージュが所々にちりばめてあるので、元々遊び心万歳なんですけどね。

 

 

 これだからPIXAR大好きです。

 

 

 

 

 以上が、タイトルを正確に確認できるのもすべてになります!!

 

 

 

 おや、一つ引っかかることが。

 

 

 

 

 トイ・ストーリーが公開される1995年までに制作された短編作品の中で、

1つだけ本棚にない作品があります。

 

 

 

 

 PIXARの看板ともいえる

「ルクソーJr」がありませんでした。

ã«ã¯ã½ã¼Jr.

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 これについても、過去の記事で取り上げているので、

是非見てみてください。

 

 

koyaupix.hatenablog.com

 

 

 

 かなり無理やりな解釈をしているところもありましたが、

PIXAR映画はこのくらい細かく、自分なりに考えてみると面白い発見がたくさんです!

 

 

長い記事になってしまいましたが、

ここまでお付き合いいただき、ありがとうございました。